4月18日から開催されている世界最大級の国際自動車展示会である上海モータショーに日本勢が多く参加しています。トヨタはEV専用ブランドである「bZ」シリーズの新型2車種を公開しました。家族向けSUVと、中国EV大手「BYD」との合弁では開発した新モデルで、いずれも2024年より中国で販売を開始するとのことです。またホンダは24年中に販売を開始する中国向けEV「e・・N」シリーズの3車種を公開しました。日産も中国向けに開発した「Arizon」を世界初公開しましたね。いずれも中国向けEVですが、ネットに接続して利便性を高め車内の操作性や快適性能を重視した仕上がりになっているようです。
しかし、上海モータショーを見る限り、EVにおいては日本勢の劣勢は否めませんね。上海モータショーの会場は東京ドーム7個分の約36万㎡。日米欧など1000社超が出展しEVを中心に150車種の新車が披露されました。中国ではEVの普及が急拡大しており、中国でのEV販売比率は25.2%に達し、日本の2.2%を大きく引き離しています。この販売実績がショーの客足もに表れ、日本勢のブースはやや閑散としていたようです。日本のEV先駆者的な日産でも、出展した13車種の内EVは僅かに3車種に留まっており、日本勢の出遅れ感は否めないようです。
4月1日に社長に就任したトヨタ自動車の佐藤恒治社長は、2026年までにEVを新たに10車種投入し、世界販売を年150万台に伸ばす計画を打ち出しました。EVの生産性も2倍に高め、米国での生産も計画しているとの談話を発表しましたが、トヨタはガソリン車、HV、水素、EVのように、多くの駆動形式を同時進行的に開発・生産していますので、今後の行方が注目ですね。
