電気自動車(EV)に使用されている電池には、ニッケルやコバルトなど希少金属が使われています。廃棄電池からこれらを取り出し再利用することは、EV普及に向けても非常に大切な仕組みと言えます。加えて、電池の劣化を正確に把握する方法や運転中に消費した電池を充電済の電池と交換する仕組みなどを構築することは今後予想されるEVの時代に必須の技術と言えますね。
これらの電池関連技術を検討する作業部会を、自動車メーカや電池大手メーカなどで作る一般社団法人「電池サプライチェーン協議会」内に9月下旬に設置しました。この作業部会には、経済産業省や銀行、保険会社なども交え幅広い視野で検討する予定です。EV普及に向けて避けて通れない電池の再利用に向けて、法整備も視野に入れているとのことです。
世界的な脱炭素化を背景に電池の需要は急速に伸びています。電池の市場規模は2019年で約5兆円から2030年には約40兆円、50年には約100兆円になると試算されています。資源の乏しい日本は、リチウムやグラファイトをはじめとする主要な希少金属を海外に依存しており、経済安全保障の面からも対応が求められています。一方で使用済みの電池でも家庭や工場などで十分に活用できると考えられており、使用済み電池が一気に廃棄とならない仕組み作りが急務となっています。これらの流れがスムーズに流れるように規制の見直しや政府の支援の在り方などを検討することになります。EVユーザとしても大いに期待したいですね!
