2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制が適用され、結果輸送能力が不足することが懸念されています。荷主とトラック事業者は、労働環境の改善や予約システムの導入などの対策を取り組み、荷待ち時間や配達の宅配サービスなどの利用にも効率化を目指していますが、具体的な解決策はまだ未知数状態と思われます。
そのような中、三重県多気町の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」(約119ヘクタール)で、敷地内のホテルやレストランなどを結ぶ自動運転の小型電動バスの出発式がありました。多気町とVISON、ソフトバンクの子会社で遠隔監視のシステム開発などを担うBOLDLY(ボードリー、東京)が事業を担う新たな事業です。
人口減少が全国で進む中、公共交通が貧弱な地方の公道での自動運転の通年運行を目指し、国の補助を受ける実証事業。当面は同乗のオペレーターが状況に応じて操作する自動運転「レベル2」で運行されます。
この小型電動バスは、左側通行の日本に合わせて車体左に乗降口があるエストニアのAuve Tech(オーブテック)社製の「MiCa(ミカ)」を使用しています。最高速度は時速約20キロ、オペレーターを除いて7人乗り。100メートル以上先の障害物を感知できるセンサー7台や周囲の状況を把握できるカメラ8台を搭載しています。一定条件下で無人運転する「レベル4」にも対応できる設計になっています。
この実証実験は大きな可能性を秘めていますね。例えば、高速道を無人電動トラックがたとえ一定の場所の往復でも、行き交うことが出来ればその車両に荷物を積んで走らせることが出来ます。東京~名古屋方~大阪を一晩掛けて往復しただけでも、トラックドライバー不足の現状を打開できるのではないかと思いますね。大きな期待が膨らむ実証実験にエールを送りたいです。
