2月27日米国より驚きのニュースが配信されました。米アップル(Apple)が、10年ほど前に乗り出した電気自動車(EV)の開発から撤退する方針である報じられました。確かに短期的には、ここ数か月のEV需要の鈍化に伴い、米国では複数の自動車メーカーがEV戦略の見直しを迫られているようです。業界のけん引役の一人、イーロン・マスク(Elon Musk)氏が最高経営責任者(CEO)を務めるテスラ(Tesla)も、今年のEV市場の減速に警鐘を鳴らしています。電気自動車は、冬に弱い、充電時間が長い、走行距離が短い、結局化石燃料を大量に消費している等々多くの指摘があります。
しかし、現在世界人口は79億人近いとされていますが、1900年の16億人から比べると5倍近い数字です。第2次世界大戦後は25億人ほどで、以来76年の間に3倍も増えたともいえます。この人口の急増によって、人間のあらゆる活動が地球にさまざまな影響を及ぼし、例えば温暖化による気候変動をもたらしているのは周知の事実です。大気の温度は、気象庁によれば、1991年から2020年までの30年間と、2020年の、それぞれ平均気温で比べると、+0.34℃であるという。たったこれだけの気温上昇で海水温も上昇し、台風の強大化、災害の甚大化等々これまで経験したことが無いほど、大きな変化が生じています。もしかしたら核戦争よりも地球環境を破壊する力をこの地球温暖化は持っているのかも知れないのです。
確かに電気自動車は、電気を作る段階で大量の化石燃料を消費するし、充電設備は相変わらず不足している、バッテリーが高価で車体価格が下がらない、充電価格(電気代)がガソリンとあまり変わらない、冬夏に弱い等々解決すべき問題点が多々ありますよね。しかしだからと言って「やっぱりガソリン車だよね」では、決して地球環境は改善しないと思うのです。ホンダは2040年までにガソリンエンジン車は販売を終えると宣言しましたよね。昨日は水素エンジン+電気の新ハイブリッド車の販売を発表しました。私はこの姿勢に拍手を送りたいです。人生同様、単にハードルの低い方に進み困難な道のりを避けていては、何事も成就しないと思うのです。いまこそ人類の進むべき道は、困難なハードルを越えることではないかと思いますね。
