政府は電気自動車の中古市場育成に乗り出すことが分かりました。現状中古EVの80%は海外に輸出されていますが、重要鉱物を大量に使う電気自動車をみすみす海外に売ることが予てより問題視されていましたが、やっと重い腰を上げるようです。
ご存じの様にEVには重要鉱物が多く使用されています。特に重要なグラファイトはその90%を中国から輸入しています。しかし昨年12月に輸出規制を導入し、調達が一気に不安定になりました。その不安定な鉱物を多く含む中古EVを国内で再利用するのではなく、輸出すること自体大きな危機感を持って対処する必要がありますね。そこで、中古EVの基幹部品である電池を取り出し、再利用に係る経費を助成することにしたようです。日本総研の試算では、中古EVの電池を再利用すると関連市場の30年で6,000億円、50年には約8兆円になるとしています。
経産省では、実証事業の支援対象に、トヨタ自動車とパナソニックホールディングス等を選定したようです。具体的には、中古EVの電池の状況を診断し、損害保険会社が車の性能を保証するあたらな保険を9月に導入する。保証期間内に電池が劣化した場合は、新品の電池か同等のEVに交換できるようにする。また性能が劣化した電池はゴルフカートなどで再利用するとしている。貴重なEVの電池の流出を防ぐ新たな取り組に期待したいですね。
