2023年のバイク市場を占う上で重要なモデルが多数出展されたイタリア・ミラノでのEICMA(国際モーターサイクルショー)。カワサキはそこに、2台の電動バイクと1台のハイブリッドバイク、そして圧縮水素を用いた研究用エンジンを出展しました。EICMAは、未来に向けた先進技術なども展示される舞台ですが、カワサキが今回出展したモデルのうち、2台の電動バイクは2023年に、ハイブリッドバイクは2024年の発売を目指している市販前提のモデルです。この電動バイクのバッテリー容量は最大3.0kWhとされていますので、近距離コミューターとしての活用を想定していると思われます。
一方、2022年2月にリリースされた、BMW CE 04は、搭載されたバッテリーからの給電のみで走るBEVならぬBEM(バッテリー・エレクトリック・モーターサイクル)で、普通二輪免許で運転可能。マニュアルミッションを持たないので、もちろんAT限定免許でOKです。心臓部のモーターの最高出力は31kW(42PS)、定格出力で15kW(20PS)を発生させますね。62Nmを誇る最大トルクは、排気量600ccクラスのエンジンに匹敵します。EVの世界では、専門メーカーから供給されるモーターを搭載する例が少なくありませんが、CE 04のモーターはBMWが自社開発し、生産まで行うと言う。同社の四輪EV技術を投入し、バイク搭載用に新開発されたものですね。変速ギヤを持たない1速固定ギヤボックスをモーターハウジング内に搭載し、ベルトドライブで後輪を駆動し力強い走りを実現しています。
このように、乗用車同様に二輪車においても続々と電動化が進んでいますね。カワサキは、2025年までに10車種以上の電動モデルを市場投入するとアナウンスしています。恐らく他社も追随するのは確実で、環境にやさしく走りに真摯な電動バイク・スクーターがいよいよ本格的な拡大期に入ったと言えそうですね。
弊社でも電動バイクのお客様から充電器の設置を依頼される機会が増えています。先日も電動バイクユーザーのお客様のご自宅に6㎾充電器を設置してまいりましたが、電動バイクの静かな広がりを感じる年になりそうです。
