日本最大のEV充電ネットワークを誇るe-Mobility Power(以下、eMP)と急速充電器最大手の株式会社東光高岳(以下、東光高岳)が、CHAdeMO(チャデモ)規格では世界初となる最大出力350kW/口(総出力400kW)の次世代超急速充電器の共同開発に合意、2025年秋から設置を始めます。開発の背景にあるのは、これまでは“450V以下”と解釈されていたEV急速充電器の保安要件が、“1500V以下”と明確化される見通しとなったことが大きいですね。
ちなみにeMPは、2024年4月に総出力400kWのマルチコネクタタイプ急速充電器(最大150kW/口)の通称“赤いマルチ”の導入、および既存施設の通称“青いマルチ“に電源盤を拡張した出力アップの改修を行うことを発表しています。今回発表された次世代超急速充電器が加わることで、eMPネットワークの高出力化がさらに加速している印象です。
更にこの次世代充電機は、さまざまな改善策を盛り込むことが検討されている。なかでも目を惹くのが、「時間課金と従量課金の併用」、「放置車両対策」、「ダイナミックプライシング」、そして「プラグ&チャージを視野に入れたセンサーの搭載」です。
【放置車両対策】
充電が終了しているのにドライバーが戻ってこない、充電機占有問題の抑止策として「ペナルティ課金」機能を採用することを検討しています。
【ダイナミックプライシング】
再生可能エネルギーを積極的に使用して、日/時間帯別料金の導入も視野に。太陽光発電を始め再エネの有効活用として、比較的需要が少ない平日の日中は安価に、逆に発電量の少ない夜間や需要の多い休日の昼間などは料金をやや高めに設定することも検討していますね。
【プラグ&チャージ】
プラグ&チャージはすでに欧米や中国で普及しているが、日本ではテスラのスーパーチャージャーにしか導入されていない。カードやスマホ画面を充電器にかざすことなくコネクタを接続するだけで認証/充電そして決済が終了するシステムです。
現状の急速充電器の問題点を一つ一つクリアして行く姿勢が嬉しいですね。
