トランプ次期米国大統領が、EV優遇政策を化石燃料への優遇に転換する方針であることが、大々的に報じられています。彼の真意は分りかねますが、いずれにしてもこれまでのような優遇政策は期待できないかも知れません。
そのような中、EVの販売台数で群を抜くのが、北海油田など豊富な天然資源があるノルウェーです。寒冷地には弱いと言われるEVですが、新車販売台数の99.5%はEVだと言うこの国の現状をご報告したいと思います。
最も効果的な優遇策が、車両価格約670万円未満のEVでは25%の消費税が減免されることです。逆にガソリンエンジン車に対しては追加の税金が掛かりますので、消費者はEVに強い興味を抱くことになります。
またそれだけではなく、有料道路、フェリー、市営駐車場の利用料金を無料にしています。主要道路には50㎞毎に充電ステーションを設置するなどインフラの整備も拡充しています。ガソリンに比べて航続距離にやや不安があるとはいえ、ガソリン価格は270円/リッターのノルウェーでは破格の優遇策と言えますね。
この破格の優遇策の財政を支えているのが、北海油田の収益と言うのは少々気になりますが、いずれにしましても強力な優遇策を施すことで、ノルウェーの今年1月~11月までの新車販売台数の販売比率は、EVが89%、HVが5%、ガソリン車は1%以下となっていますね。
日本の優遇策に関して議論は必要ですが、しかし現状の我が国の政策はまだまだ十分とは言えないと考えています。化石燃料を使用し続ける限り、温暖化や極端な災害に見舞われる可能性が高まる訳ですから、思い切った政策を期待したいですね。
